はじめまして、冷え性サバイバーのケントです。
体にたまった冷えを取るには、靴下を何枚も重ね履きすると良いという健康法が巷に出回っていますが、僕は、自分の冷え取りに靴下を何枚も重ね履きをするということはしていません。
なぜなら、窮屈だし、洗濯物が増えるし、見栄えが悪いし、靴下の厚みで仕事用の靴がはけなくなるのは避けたいから。
僕と同じ考えをもっているそこのアナタ。ご安心ください。靴下を何枚も重ね履きしなくても冷え取りはできます。
そこで、この記事では、男のための冷え取り靴下活用術をお伝えします。
多くの方が長期戦を覚悟しなければならない冷え取りは根気とガマンが必要。できるだけ居心地の良い靴下ケアで、ストレスフリーな冷え取りを目指しましょう。
靴下はいつ履けばいい?
冷え取りをする靴下は、季節や環境を問わず1年中履くのが基本。なぜなら、床にひっそりとたまっている冷えのモトも年中無休だからです。
”頭寒足熱(ずかんそくねつ)”という言葉をご存じですか?
体に冷えがたまっていると、上半身は暑さを感じるのに、下半身はいつも冷たいという”頭寒足熱”とは真逆の現象が起こります。
これは、体にとって非常に望ましくない状態で、この状態が長引くといつ病気になってもおかしくないのですが、冷えを抱えている方には”頭熱足寒”の方が圧倒的に多いといわれています。
子供のころは”頭寒足熱”が当たり前だったはずなのに、加齢・生活習慣の悪化・ストレスなどでいつの間にか”頭熱足寒”に。
”頭熱足寒”を”頭寒足熱”に戻すには、とにかく足を温めるしか方法はありません。
体に冷えがたまっている方は、ほんのわずかな時間でも素足で過ごしてしまうと、冷えが即座にぶり返します。
足元はいくら暖めても健康を害することはありません。靴下は、起きている時も寝ている時も、お風呂に入る時以外は常時履くことを心がけましょう。
どんな靴下を選べばいいの?

冷え取りにつかう靴下は、常に肌に密着するため、その素材にも十分配慮したいところ。基本的には、温かくて使い心地がイイものなら何でもOKです。
冷え取りには絹(シルク)の靴下が最適という意見もありますが、アナタ自身がストレスなく使い続けられることが一番大切。
靴下によく使われる素材の良し悪しをまとめましたので、アナタの冷えとりのパートナー探しにお役立てください。
木綿 | 絹(シルク) | 羊毛(ウール) | アクリル | レーヨン | |
価格が安い | ◎ | △ | △ | ◎ | ◎ |
肌触りが良い | ◎ | ◎ | △ | ○ | ○ |
吸水性・吸湿性が高い | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ |
放湿性が高い | △ | ◎ | △ | ◎ | ◎ |
保温性が高い | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
発熱する | × | × | × | ○ | ○ |
摩擦に強い | ◎ | × | ○ | ○ | ○ |
洗濯が楽 | ◎ | × | △ | ◎ | ◎ |
冷えをとる靴下づかいのポイント
僕は、使い心地の良さを重視しつつ、天然素材の木綿と、アクリル・レーヨンなどの合成繊維の靴下を、季節やシーンによって使い分けています。
- 外出時には、季節を問わずヒートテックなど蒸れずに温かい靴下を1枚履く。
- 家にいる時は、夏は木綿の靴下1枚。春秋冬は、木綿の靴下の上から合成繊維製のレッグウォーマ―を重ねる。寝る時も同じ。
- 靴下やレッグウォーマーは、肌を締めつけないもの、ふくらはぎ全体をおおうものを使う。
- お風呂上りは、すぐに靴下とレッグウォーマーで保温する。
- 足の冷えが気になるときは、木綿の靴下を履いた足の甲にカイロを貼り、レッグウォーマーで覆う。
ガンコな冷えを解消するには、お風呂上りにすぐ靴下を履くなどの対策をとったり、体の外側から熱を与えてくれるカイロなどのグッズに頼ったりすることも時には必要です。
靴下に頼るだけの冷え取りに限界を感じた時は、体の外側からの熱補給を積極的に行いましょう。
まとめ
いかがでしたか?
冷えの程度にもよりますが、僕の場合、靴下の活用術をマスターしてから2カ月後にやっと冷え取りの成果が出始めました。
冷え取りには靴下がつきものですが、履くだけで窮屈さを感じる靴下は、それだけで面倒くさいと思ってしまうもの。
できれば、価格が高いとか、洗濯が手間とか、窮屈さ以外のストレスは感じたくありませんし、ストレスで冷え取りを止めてしまっては元も子もありません。
この記事でご紹介した靴下の活用術は、僕が時間をかけて編み出した僕専用の冷え取りのワザ。アナタには、アナタの靴下活用術がきっとあるはずです。
まずは、安い靴下から。アナタに合った靴下で冷え取りを成功させましょう。